こどもの大きな成長段階である、トイレトレーニング。
数ヶ月かかる場合もありますし、一方では数日で完了する場合もあります。
こどもにとっても親にとっても負担にならないよう、なるべく短い期間で、楽しい雰囲気の中で進められるといいですよね。
そのためには、いつ、どのようなものを用意して、どのように進めていけば良いのでしょうか。3日で完了した方法をご紹介します。
トレーニングを始める目安
- 立って歩くことができる。
- 自分の気持ちを簡単な言葉やジェスチャーで伝えられる。
- おしっこの間隔が2時間くらいあく。
これらができないと始められないことはありませんが、毎回だっこしてトイレに連れて行ったりトイレに行く回数が多いと大変なので、これらが目安とされています。
始めるのに適した季節は?
洗濯物が乾きやすい、パンツ1枚で過ごしても寒くない、汗をかくので間隔があきやすい、薄着で脱ぎ着がしやすい、などの理由から、夏に始めると良いと言われています。
しかし、冬でも十分すすめられます。季節にこだわるよりも、こどもの心身の発達・興味や意欲を考慮しながら、一人一人に合った時期に行うのが良いです。
また、外出などの都合によって、布パンツにしたり紙おむつにしたい場合もあるかと思いますが、これはこどもが混乱するもとになります。ゆっくり取り組める時に行うのがおすすめです。
用意するパンツについて
何枚くらい必要?
失敗は必ずするものです。特に、こちらで紹介する方法ではもらすことを前提としていますので、10枚くらい必要になります。
そんなに買うのは躊躇する…という場合は、今のサイズとワンサイズ大きいものを組み合わせて買っておけば無駄になりません。大きめのものならいずれ使えます。
お子さんの好きなキャラクターがあれば、それを用意してあげると意欲が増します!
トレーニングパンツは必要?
トレーニングパンツを用意すべきか迷う方もいらっしゃると思います。
「おむつよりも濡れた感じが分かりやすい」というのがメリットですが、これは、必ず用意すべきものではありません。
種類は2種類で、
- 布のトレーニングパンツ
- 紙のトレーニングパンツ
があります。
必要に応じて用意します。
環境の準備
補助便座・おまる
補助便座がなくても意外と座れるものですが、はじめはあった方が安心して座れるでしょう。トイレに恐怖心を持たせないためにも、用意しておくのがおすすめです。
前に持ち手がついているまたぐタイプは、お気に入りのキャラクターのものを使えるなどのメリットがあります。前に何もついていないタイプは、パンツをひざまで下げるだけで楽に座れる(座らせられる)メリットがあります。
合わせて踏み台も用意しておくと、慣れれば自分で座ることができるので、後々も楽です。
おまるについては、おまるからトイレへの移行がスムーズにすすまない例をよく聞きますので、個人的にはなくても良いと考えています。必要に応じてそろえると良いでしょう。
部屋
失敗は必ずするものです。
拭き取ることができないラグやカーペットなどは、あらかじめ片付けておくことで、洗濯する手間もママのイライラも軽減できます。
トイレを身近なものに
こどもは、何を言わずとも後追いなどでママのトイレについてきますよね。「トイレくらいゆっくり行かせてー!」と思いますが、トイレトレーニングの観点からすればチャンスです!
一緒に入ることでこわい場所ではないと分かります。また、トレーニングの時期を意識し始めたら、「おしっこはここでするんだよ」など、さりげなく声を掛けておくと少しずつ理解します。ぜひ、興味を持てるような声掛けを♪
いざ、実践!
準備が整ったら、おしっこはトイレですることを伝え、おむつからパンツにします。パンツを履くことを、こどもと一緒にたくさん喜びましょう!
しばらくすると、もちろんジャーっと出ますね。
そうしたら、「ぬれちゃったから着替えようか」「次はトイレでしてみようか」などと話しながら片付けます。
気を付けたいのは、決して怒らないこと。
パンツが嫌だと思ったり、もらしたら怒られると思って我慢してしまうようになってはいけないからです。
あとはこれの繰り返しです。そのうち、出たら教えてくれるようになります。そして、トイレに行くのは間に合わないけれど「出る」と教えてくれるようになります。
次第に、あと少しで出そうだからトイレに行こう、という感覚が分かるようになります。
はじめは回数が多いので、また出たー(*_*)とため息が出てしまいそうになりますが、その感情は表に出さないようにして…こどもの意欲をかき立てながらトレーニングをサポートしましょう。失敗は必ずします。
初日は何枚もパンツを替えて掃除・洗濯することになりますが、「たくさん小さなパンツが干されてかわいいなぁ(*´▽`*)」と思えるくらいの心のゆとりを持てると良いですね。
ぜんぜんすすまない場合
すすまなければ、まだこどもの準備が整っていないのかもしれません。トレーニングを続けることで親子ともにストレスになってしまうのであれば、思いきって一度休んでみても良いと思います。
おむつのとれる時期は、1歳の子もいれば4歳以上の子もいます。やり方としても、ふんばっている時トイレにつれて行くと成功しやすいという理由で、うんちから先にトイレでするようになる子もいます。
一人一人に合った時期に、合ったやり方ですすめていけば良いのではないでしょうか。
いつかとれるものなので、焦らずのんびりかまえてくださいね!
我が家の場合は
二人ともこの方法でおむつがとれました。
上の子は3日。
下の子は、なんと1日!
「おにいちゃんみたいにトイレ行きたい」と言い始めた時期に、大好きなミニーちゃんのパンツを見せると「パンツ履く!」と大喜び! パンツがぬれると「ミニーちゃん泣いてるかなぁ」なんて言っていて、あっという間にとれました! おそらく、タイミングが良かったことと、長引いてもいいやーと私がのんきに構えていたことが良かったのだと思います。
お友だちもこの方法で成功。3日の子も1週間の子もいました。中には、「もらしても何ともおもっていない…。今はまだ時期じゃない。」という方もいて、しばらくトレーニングを休んで再チャレンジしていました。
夜のおむつ外しについて
眠っている間は自分の意思でコントロールできるものではなく、身体の発達によっておねしょをしなくなる時期に差があります。昼と夜は別物と考えて、時期を見計らっていくと良いでしょう。
夜もパンツで寝るようになったら、下↓のようなアイテムがおすすめです! はじめのうちはおねしょをすることもあるかと思いますが、布団がぬれるのをくいとめてくれます。
おむつがとれると、おでかけも少し楽になると思います。成長を楽しみにしながらトレーニングを進めてくださいね!(*^-^*)
コメントを残す